歴史

歴史:北海道の郷土料理となったスープカレーの歴史を紐解く

1960年
知る人ぞ知る料理としてスープカレー誕生
1984年頃
第1次スープカレーブーム到来
[スリランカカレー][インドネシア料理][インドカレー]のお店が少しずつ開店。
1993年頃には、約10数店舗のカレー専門店が市内に点在した。
1994年
[薬膳カレー][スリランカカレー][インドネシア料理][インドカレー]を食べ歩き、それぞれに影響を受けた人々がスープカレー店を始める。
マニアックなB級グルメとして食通たちがこぞって通うようになる。
1995年頃には、少しずつカレー専門店の数も増え30~40店舗ほどに。
この頃、納豆等を使用するなど、オリジナリティの高いメニューが生まれ始める。
1999年頃
スープカレーがマニアックなB級グルメではなく、広く親しまれる料理として市民権を得る。
[激辛][旨味重視][洋食風][トマト系][和風味]と様々なテイストのスープカレーが生まれる。
店内もアジアを感じさせるエスニックな雰囲気だけではなく、明るく入り易いカフェのような店舗が現れ、女性のお客様、ご家族連れ、ビジネスマンの方など、幅広い年齢層の人々がスープカレーを楽しむようになる。
2001年
カレー食堂 心誕生

オープン当初から常に思考錯誤を繰り返し、辛いのが苦手な方でも美味しく食べていただけるスープカレーのスタンダードを目指す。
アジア各国の料理技法に洋食の技術を大胆に取り入れ、ある種の普遍性を獲得する事に成功。
トマトベースの赤いスープにバジルを使用した現在では一般的となったスタイルを確立する。
この当時、北12条から北24条周辺は急激に飲食店がオープン。
すでに市民権を得ていたカレー専門店はその大多数を占めた。
それに続き市内に約100店舗以上のカレー専門店が生まれた。

2005年
カレー食堂 心改装オープン

お客様の様々なニーズにお応え出来るように座席数を増席、小上がりをより広く使用できるように改装。
御家族連れ、団体でお越しのお客様に以前よりゆっくりお食事して頂ける様になりました。

現在
カレー専門店は市内で170店舗以上に広がり、多店舗展開、フランチャイズやデリバリー、レトルト商品展開、深夜帯での営業など業態が多岐へと広まった。
日本全国や海外から観光で訪れた方がスープカレーに注目するなど、ラーメン、ジンギスカンに続き札幌を代表する郷土料理へと進化を遂げた。

スープカレーの歴史参考 抜粋
(札幌激辛カレー批評樺沢 紫苑氏 著書 亜璃西社発行 北海道スープカレー読本)